レコード史上初の壮挙となった、ワーグナーの大作「ニーベルングの指環」のスタジオ全曲録音プロジェクトを担った指揮者、サー・ゲオルグ・ショルティの生誕110周年・没後25周年を記念して2022年にスタートした大プロジェクトの最終作。ショルティが1958年から65年にかけて完成させた、史上初の「ニーベルングの指環」スタジオ全曲録音を計4作を随時リリース! 歌手、オーケストラ、演奏、録音、等全てにおいて、録音から半世紀以上たった現在でも最高の永遠の記録。この2022年リマスター盤では、1958年オリジナルのステレオマスターテープから2022年に制作したDSDマスターを使用。元Emil Berliner Studiosのアンドリュー・ウェッドマンが監督し、テープはStuder A820マシンとWeissアナログ/デジタルコンバーター、そして出力を記録する独自のワークステーションで調整が行われた。一番古いテープで65年経過した38本のオリジナル・マスターテープの中には、編集修理や酸化膜剥離が必要なテープもあったが、状態の悪いテープは、55で10時間焼成することで修復に成功し、...